ディスプレイ作家(2015年7~9月)SARONAILさん 2015
09/15
Saronailネイリスト 佐藤沙織さん
2015年7~9月のディスプレイは、ネイルチップの展示です。
ネイルというと、手先を彩るおしゃれ。
それが、このように一つのアート作品として
ディスプレイに変身しています!
【作家インタビュー】
―――ネイリストになろうと思ったきっかけはなんですか?
もともとは、主に接客業を中心に働いていました。
OL時には、土日が休日だったのですが、
時間の自由がきかなくて、自分には向かないと感じていました。
そんなとき、気分転換にネイルサロンに通ってみたんです。
そこで、ネイルってすごいな!って思って…
でも、当時は10本も施術すると値段が高い!
しかも、私が思い描くようなデザインがなかったりもして。
いっそのこと自分でできないだろうか?と思ったんです。
インターネットで色々と調べてみると、道具が販売していたので、
どうやら自分でもできそうということがわかったので、
さっそく道具をそろえて、自分でネイルをするようになったんです。
そうしたら、まだその当時は、ジェルネイルをしている人が少なくて、
友人たちからネイルをやってほしいと頼まれるようになりました。
それで、これはちゃんと勉強をした方が良いと感じたので、
スクールに通うことを決めました。
OLをしながらネイルスクールへ
スクールに通って資格を取るには、お金もかかりますから、
時間を有効に使って、集中的に勉強をしました。
試験はすべて一発合格でしたね♪
資格取得後は、ネイルサロンで勤務をしました。
平日はOLをして、土日にネイルサロン勤務とダブルワークでした。
ネイルサロンでは、修行と思って、多くのことを学びましたね。
―――独立しようと思ったきっかけはなんですか?
サロン勤務では多くを学べる反面、流れ作業のような部分もあり、
ある程度の制約もありました。サロンではできないことや、
変わったことがしたいという気持ちも強かったです。
もっと自由にやりたい!と感じ始めたときに、ちょうど知人から
マンションの一室のシェアの提案があって、思い切ってトライしました。
それをきっかけに、徐々にお客さんがつくようになって、
OLを辞めて、ネイリストとして独立をしました。
2015年夏、初のネイル個展開催
―――ネイリストさんとしての活動とは別に、ネイルチップをアート作品として個展を開催したきっかけはなんですか?
ネイリストとしての活動では、
お客様それぞれに似合うデザインの提供が絶対条件です。
それなので、自分の個性を出すというよりは、
来てくれた方に似合うものを!というのをモットーにしていますので、
私が好き勝手にデザインするわけではないんです。
もちろん、お客様のご希望に合わせた提案をすることも
楽しくて好きなのですけれど。
お客様に提案するときのサンプルとして、
制作しているネイルチップがあるのですが、
個性を出しすぎていると手元には似合わないものもあって…
なかなか日の目を見ないデザインというのもあったんです(笑)
自分の個性を出したい!と思ったときに、
個展をするということを思いついたんです。
周囲で誰もそういった取り組みをしていなかった
というのも大きかったです。
普段やれないことを思い切りやる場として、
個展の開催に至りました。
開催するまでは、お客さんの反応など全く想像できなかったのですけれど、
思った以上に大反響で、自分が一番驚いています。
新たな表現の可能性を求めて
―――今新たにチャレンジしていることは何かありますか?
個展を見に来てくれた雑貨屋さんの店主の方がいるのですが、
その方に「もうこれは、ただのネイルチップじゃないですよ。
アクセサリーにしたらどうですか?」というお話をいただいて…
今は、その雑貨屋さんで販売用の作品を作っているところです。
既に欲しいという方もいて、この中の作品のいくつかは売約済なんですよ(^^)
―――すごいですね!ぜひギャラリーゆめじでもお取扱いさせてください♪
(聴き手:ギャラリーゆめじ店長こばめぐ)
SARONAIL佐藤沙織さんの明るく前向きにチャレンジする姿勢に、
私もとても刺激を受けました!
店頭のディスプレイは本当に素敵ですので、ぜひ足をお運びくださいませ。
沙織さんにネイルをお願いしたい方は、こちらへ☆